エス技研WordPress専科

WordPressの基本的な使い方から SEOの対応、プラグイン情報、カスタマイズ方法を解説します。


WordPress プラグインのアップデート失敗でデータが消える事態が!

      2014/07/03

WordPressのプラグインのアップデート失敗...

 

プラグインのアップデート前にバックアップを取っていますか?

 
皆さん、WordPressのプラグインのアップデートの際に、事前にバックアップを取っていますか?
取っていないと、アップデートに失敗した時に大変なことになりますよ...
 
 
WordPressの本体のバージョンアップの際は、万一のことを考えてバックアップを取ってから作業をすることが多いですが、プラグインの場合は、数が多いためにいちいちバックアップを取るのも面倒なために、ついついバックアップを取らずに、促されるままに
 
「新バージョンの Contact Form 7 が利用できます。バージョン 3.5.4 の詳細を表示するか、アップデートしてください。」
 
のリンクをポチっと押したくなるものです。
 
ですが、それが悲劇の始まりとなることもあるのですっ!!
 
 

アップデートに失敗したらどうなるか?

 
私の場合、それをポチット押してみたところ、いつものように「最新のバージョンをインストールしています…」と出てきたところまではよかったのですが、その後、「プラグインの古いバージョンを削除しています…」「ディレクトリを作成できませんでした。」「プラグインの更新に失敗しました。」と続いたのです。
 
————————————-
プラグインを更新
 
https://downloads.wordpress.org/plugin/contact-form-7.3.5.4.zip から更新をダウンロードしています…
 
更新を展開しています…
 
最新のバージョンをインストールしています…
 
プラグインの古いバージョンを削除しています…
 
ディレクトリを作成できませんでした。 C:/xampp/htdocs/wordpress/wp-content/plugins/contact-form-7/
 
プラグインの更新に失敗しました。
 
プラグインページへ戻る
————————————-
 
処理の順番を見て、嫌な予感がしたのです。
 
 古いバージョンを削除 → ディレクトリを作成できませんでした。
 
そして「更新に失敗」なのですから。
 
そして、プラグインの一覧ページに戻ってその嫌な予感が的中していることがはっきりしたのです。
そう、プラグインがなくなっているのです。
 
当然そのページへのアクセスはできなくなっていましたし、フォルダの中身を見てもファイルが空っぽになっているのでした...ガックし....
 
 

プラグインに関するデータが消えるわけではない

 
ただ、プラグインが削除されてもデータベース内のデータまでは削除されていないようですので、改めてプラグインをインストールし直すと、見た目はなんとなく直っているようには見えます。
ただ、管理画面で情報を確認すると、以前はなかったような警告メッセージが表示されていたりしますので、完全に元の通りというわけではなさそうです。
これが、プラグインを消してしまったことによる不具合なのか、もともとあった不具合なのかまでは分かりませんが、少なくともバックアップを取っておきさえすれば、ここまでドキドキすることはなかったでしょう。
 
もっとも、今回のアップデート失敗はローカルの実験用の環境だったのでよかったようなものの、これがクライアントの本番環境だったりすると目の前が真っ白になるほどの衝撃を受けたことでしょう。
 
 
何か作業をする際には、何が起こるかわかりませんので、常にバックアップを取っておくことを心がけましょう。というありがたい教訓を再び実感した瞬間でした。
 
 

不具合が起こった原因は不明

 
ちなみに、不具合が起こった原因は不明。
ローカルの XAMPP環境だったことを考えると、PC上で何かしらのアプリケーションがフォルダをつかんでしまっていて、それでフォルダが更新できなかったのかもしれない、というくらいしかわかりません。
その後、PCを再起動した以降は、普通にアップデートが行えていますので...
 
 

2014.07.03 追記

 
不具合が起こってからあわてなくていいように、日頃からバックアップを取っておきたいものですが、WordPressにはバックアップのためのプラグインもあります。
 
一番スタンダードなメジャーなプラグインは「BackWPup」だと思われますが、BackWPupでWordPressのDBもファイルもバックアップにどこよりも詳しい記事を書きました。
詳しい記事を 9記事にわたって書きましたが、その中には簡単に設定する記事もありますので、参考にしてみてください。
 
 
また、データベースのバックアップのみで問題ない場合は、WP-DBMANAGERというプラグインもあります。
こちらはバックアップのためのプラグインではなく、データベースの管理ツールになっていますので、バックアップだけではなくデータベースの管理も含めたツールを探している方には役に立ってくれるでしょう。
  WordPressのプラグイン WP-DBMANAGERを使って PHP、CakePHP、baserCMSなどで作った Webサービスのデータベースも自動バックアップ
  WordPress データベースを管理するための強い味方のプラグイン WP-DBMANAGER

 - WordPressの基本設定

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

BackWPupでバックアップ・Jobの設定・保存する情報の設定

BackWPupその2。Jobのバックアップの基本部分と対象の設定についての解説。

BackWPupでバックアップ・全体バックアップ具体的設定例

BackWPupその7。ファイル、DB全体をバックアップする具体的事例での説明です。

BackWPupでWordPressのDBもファイルもバックアップ

BackWPupその1。BackWPupとWordPressのバックアップについての解説。

WordPressのユーザ名を後から変更する方法。adminの使用は危険。

運用中のユーザ名を変更する方法を解説。かつてのデフォルト設定だった「admin」は誰もが使うIDのため非常に危険です。今からでも変更しましょう。

WordPressの 外観のテーマのための関数の並び順

WordPressのカスタマイズの際にテーマのテンプレートを編集しますが、そのテーマファイルの並び順の解説です。

WordPressのログイン画面 URLを変更する 管理画面に Basic認証を設定する

ログインURLは誰でも知っています。そのまま使うとリスクが高まりますのでログインURLを変更し Basic認証で二重チェックをする方法を解説。

WordPressのカテゴリの編集の解説

WordPressのカテゴリって何?というところから説明し、カテゴリを登録、編集する方法を解説します。また、カテゴリの順番を自由に変える方法も解説します。

Better Delete Revisionを使って WordPressのリビジョンを削除する方法

自動的に溜まるリビジョンは Better Delete Revisionを使うことで簡単に削除することが出来ます。表示の重さを軽減したり、バックアップファイルのスリム化に貢献します。

WordPressにプラグインを使わず OGP(Open Graph Protocol)の設定方法解説

WordPressに OGP(Open Graph Protocol)をプラグインを使わずに設定する方法の解説。

WordPressの高速化でSEO対策!広告費も削減!高速化の施策のまとめ

WordPressを高速化するためのまとめ記事。これまで多様な高速化の対応を行ってきましたが、それを具体的に何をすればいいかが一目でわかるようまとめ記事にしました。