エス技研WordPress専科

WordPressの基本的な使い方から SEOの対応、プラグイン情報、カスタマイズ方法を解説します。


BackWPupでバックアップ・機能の基本設定 Settings

      2014/10/04

バックアップ・機能の基本設定 Settings

 

BackWPupの動作環境の基本設定・Settings

 
BackWPupのバックアップの設定は、Jobという形式で行います。
ですが、Jobの設定を行う上での共通設定となる BackWPup自体の設定を行うのが Settingsの設定です。
 
メニューの設定や、セキュリティの設定、ログの出力形式などの設定を行います。
Jobの各種設定も必要なものですが、一度 Settingsの設定を確認しておくことをオススメします。
 
 

BackWPupのベースとなる一般設定・General

 
20140708_wp_01
 
ここでは、BackWPup全般の設定を行います。
 
 
Display Settings
ここでは、タイトルの通り見た目の設定を行います。
 
Admin bar
Admin barに「BackWPup」のメニューを表示させるかどうかを設定します。
「Show BackWPup links in admin bar.(Admin barに BackWPupのリンクを表示しますか?)」にチェックを入れると下記のようにメニューが追加されます。
左目ニューにもリンクはありますので、なくてもいいと思いますが、あっても困りはしないでしょう。
 
20140708_wp_02
 
Folder sizes
バックアップをするフォルダの容量がどれくらいなのかを表示します。(下記画像参照)
チェックを入れると画面を表示するまでの時間が増加します、と書かれていますが、増加する時間よりも、ファイルのサイズが表示される方がメリットは大きいと思います。これも好みで設定してください。
また、ファイルが存在しないフォルダは、「upgrade」のところのように表示されます。
 
20140708_wp_03
 
 
Security
ここでは、セキュリティを設定します。
 
Protect folders
バックアップフォルダを保護する設定を行います。
「Protect BackWPup folders ( Temp, Log and Backups ) with .htaccess and index.php」にチェックを入れると、「BackWPup」で作成するバックアップファイルが保存されるフォルダに対し、セキュリティを向上させる施策として「.htaccess」と「index.php」を作成します。
保護されるフォルダは、バックアップファイルが保存されるフォルダ、一時フォルダ(temp)、ログフォルダ(Log)です。
ここはデフォルトのままチェックを入れたままにしておきましょう。
 
 

BackWPupのバックアップの処理実行の設定・Jobs

 
20140708_wp_04
 
ここでは、バックアップが実行される際にどのように実行させるか、Jobで個別に設定するものではなく、Job共通で設定するものを設定する画面です。
基本的にデフォルトのままで問題ない項目ばかりです。
 
Maximum number of retries for job steps
設定した Jobがエラーになった際のリトライ回数を設定します。
デフォルトは「3」ですが、好みで設定すればいいでしょう。個人的には 3回もリトライして成功しない場合は、一時的ではないエラーが発生しているのだと思われますので、それ以上リトライしても仕方がないのではないでしょうか。
 
20140708_wp_05
 
上記のような感じで設定されている回数のリトライを実行します。
 
 
Restart on every main step
エラーになった際に、どこまで戻って再実行するかの設定です。
「Restart the job on every main step on a running job」にチェックを入れるとメインステップまで戻って再スタートします。
 
Maximum script execution time
バックアップの処理実行時間を制限するときに設定します。
設定は「秒」で行い、特に時間の制限を行わないときは、デフォルトの「0」のままにしておきます。
 
 
Method for creating ZIP-file archives
Zip形式の圧縮ファイルを作成するときの方法を設定します。
他の処理を気にせずメモリを多く使うか、処理に時間がかかってもメモリ使用量を減らすかといった設定ですが、デフォルトの「Auto」で問題ありません。
 
Key to start jobs externally with an URL
WordPressの管理画面を起動せず、URLを入力することで、外部からジョブを実行するときに設定をするキーです。
Jobの「Schedule」の「Start job」の「with a link」の URLのなかにある「nonce」の値として使われるものですが、必要になったときに確認すればいいでしょう。
 
No translation
「No Translation No translation for the job, the log will be written in English」にチェックを入れると、翻訳せず英語でログを出力する...ハズなのですが、チェックを入れても入れなくても、ログは英語で出力されますので、何が変わるのかがよく分かりません。
 
Reduce server load
CPUの 負荷を軽減させるための設定をします。
デフォルトは「disabled」で、負荷を軽減する設定は行いません。
「minimum」は少しだけ負荷軽減の処理を追加し、「maximum」はかなり多くの Sleep処理を入れるようです。
 
 

BackWPupのバックアップ実行のログファイルの設定・Logs

 
20140708_wp_06
 
ここでは、バックアップ実行の際に作成されるログファイルの生成条件を設定します。
ここも基本的にデフォルトのままで問題ない項目ばかりです。
 
Log file folder
ログファイルが生成されるフォルダを指定します。
デフォルトでは「/wp-content/uploads/」の中にフォルダが作成されてそこに出力されます。
 
Maximum number of log files in folder
フォルダの中に生成されるログファイルの数の上限を設定します。
デフォルトは 30ですが、バックアップ設定の Jobの数、頻度によってどれくらいの期間のログを残しておきたいか、を考えて設定しましょう。
 
Compression
ログファイルを圧縮するかどうかを指定します。
「Compress log files with GZip.」にチェックを入れると圧縮されます。
ログファイルはそれほど大きくないため、わざわざ圧縮するほどのものでもないように思います。
 
 

Basic認証を設定している場合の設定・Network

 
20140708_wp_07
 
この画面では、Basic認証をしているサイトで BackWPupを利用する際に設定します。
 
BackWPupでバックアップ・エラー発生の具体的対処方法事例6」にエラーの実例を書いていますが、Basic認証をしているサイトでバックアップを実行すると「The HTTP response test get a false http status (401)」というエラーが発生します。
 
このエラーが発生しないようにするために、ここで Basic認証に設定している Username、Passwordを設定します。
 
 

BackWPupの何の設定をするところなのか不明・API Keys

 
20140708_wp_08
 
この画面は、タイトルにあるとおり、APIのキーを登録する画面だと思われますが、私の環境では何も表示されず、BackWPupの何を登録するタブなのかが分かりませんでした...
 
 

BackWPupに関する情報を表示・Information

 
20140708_wp_09
 
この画面は、設定画面ではなく、WordPress、BackWPupの情報についての一覧が表示されます。
WordPress、BackWPup、PHP、MySQLなどの各バージョンや、WP-Cronがある URL、Logが保存されるフォルダなどの情報が記載されています。
 
あまり見る機会がない画面ではあると思いますが、PHPや MySQLのバージョン、PHPの Memory Limitや拡張機能の情報などもでていますので、サーバの情報を調べたいときに気軽に確認できるページと考えることも出来るでしょう。
 
 

BackWPupでバックアップ・目次

 
BackWPupの説明記事があまりにも長くなりすぎましたので、下記の通り項目ごとにページを分けましたので、それぞれ必要に応じて参照してください。
 
BackWPupでWordPressのDBもファイルもバックアップ
バックアップを行うBackWPupとWordPressのバックアップ全般についての解説をしています。
 
BackWPupでバックアップ・Jobの設定・保存する情報の設定
Job設定のうち、バックアップする情報の設定画面、方法の説明をしています。
 
BackWPupでバックアップ・Jobの設定・保存先の情報設定
Job設定のうち、バックアップするファイルを保存する先の設定画面、方法を説明しています。
 
BackWPupでバックアップ・設定したJobの実行、ファイル一覧
設定した Jobを実行し、ログや保存されたファイルの確認方法を説明しています。
 
BackWPupでバックアップ・機能の基本設定 Settings
バックアップの設定を行う BackWPup自体の基本的な設定を行う画面の説明です。
 
BackWPupでバックアップ・エラー発生の具体的対処方法事例6
バックアップの処理を実行した際にエラーが発生した場合の事例とその対処方法の解説です。
 
BackWPupでバックアップ・全体バックアップ具体的設定例
ファイル、データベースすべてを丸っとバックアップする方法の具体的設定方法の解説です。
 
BackWPupでバックアップ・データベース保存の自動設定例
データベースを自動的に毎日バックアップする方法の具体的設定方法の解説です。
 
BackWPupでバックアップ・リストア(復元)手順
バックアップしたファイルからリストア(復元)させるための手順の解説です。

 - WordPressの基本設定

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

Meta ManagerでWordPressのキーワード、ディスクリプションを編集

WordPressの基本機能にないキーワード、ディスクリプションを編集するプラグインMeta Managerの解説です。

実測比較・レンタルサーバスピード選手権!WordPressが速いのは?

WordPressが一番速く動くレンタルサーバはどれだ!実際にこのエス技研ブログをコピーして8つのサーバを比較。結果はヘテムル、X10、さくらプレミアムが同レベルで優秀。

FC2からWordPressに引越しの際のデータ加工方法の解説

FC2からWordPressに引越しの際にデータを加工する必要がありますが、その加工方法の詳細を解説。秀丸の正規表現による置換を使い作業時間も軽減する方法や加工のポイントも解説。

WordPress 画面が真っ白になる対応の一つ デバッグモード

WordPressで画面が真っ白になる不具合があった場合などのために用意されているデバッグモードの解説です。

WordPressの管理画面ログインURLファイルにBasic認証を設定する方法解説

管理画面のログインURLにBasic認証を追加することでさらなる極めて高いセキュリティ向上の方法を解説します。

BackWPupでバックアップ・Jobの設定・保存する情報の設定

BackWPupその2。Jobのバックアップの基本部分と対象の設定についての解説。

アクセス5倍増!FC2、seesaaからWordPressに引越結果をレポート

FC2、seesaaからWordPressに引越しでアクセス数がどう変わるかのレポート。canonical、meta refresh設定とWordPressの集客力の検証しています。

テキストエディタ秀丸で正規表現による置換の方法の解説

秀丸で正規表現による置換を行うポイントを紹介。置換をしながら特定のキーワードは置換せずに置換結果に残す方法を実例を上げながら解説しています。

WordPressは危険?最新バージョンにアップデートして利用しよう

WordPress最新バージョン使ってますか?WordPressのバージョンアップをしないリスクを説明し、バージョンアップの手順、バックアップの重要性を解説しています。

WordPressのおすすめプラグイン記事のまとめ一覧

WordPressプラグインのまとめ。WordPressのプラグイン紹介記事も多くなってきたため紹介コメント付のプラグインまとめ記事を作成しました。