SEO効果絶大!PVもアップするWordPressの高速化プラグイン元祖Lazy Load
2015/12/27
WordPressのページ表示を高速化する方法・Lazy Load
Lazy Loadとは?
Lazy Loadは、画像を読み込むタイミングを変えることで画面表示のスピードを速くするプラグインです。
WordPressに限らず、Webサイトのページは、HTMLファイルと画像ファイルで構成されています。
このうち、HTMLファイルなどのテキストに比べて、画像ファイルの容量は非常に大きいものですが、画像も含めてすべての情報が読み込み終わってから画面の表示が行われます。
そのため、画像が多いページは読み込みに多くの時間がかかってしまうのですが、プラグイン「Lazy Load」を導入することで、必要なときに必要な画像だけを読み込むことでスピードアップを図ることができます。
より具体的には、最初の画面表示の際は、最初の画面に表示される画面だけが読み込まれ、画面をスクロールしていく中で次の画像が表示されるエリアに差し掛かると、そこで次の画像が読みだされて画像が表示される、という仕組みです。
これを簡単に実現するプラグインが「Lazy Load」なのです。
Lazy Loadのインストール方法
WordPressのプラグインのインストール方法は、「WordPressプラグインの3つのインストール方法解説」に記事を書いていますので、そちらを参考にしてください。
Lazy Loadの設定方法
Lazy Loadの設定はありません。
Lazy Loadはインストールすると自動的に機能するように設定されていまして、何かを設定するための画面は用意されていません。
インストールするだけで画像を読み込むタイミングがコントロールされるようになります。
ただ、大きなサイズの画像を多用している場合などで画像を読み込むスピードが追い付かず、スクロールするたびに処理が重くなるような感じがする場合は、下記の場所の設定を変えてみてください。
変更するファイルは、以下のファイル
/wp-content/plugins/lazy-load/js/lazy-load.js
変更する箇所は、下記 6行目の「200」の部分を「400」くらいに変更するといいでしょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 |
(function($) { lazy_load_init(); $( 'body' ).bind( 'post-load', lazy_load_init ); // Work with WP.com infinite scroll function lazy_load_init() { $( 'img[data-lazy-src]' ).bind( 'scrollin', { distance: 200 }, function() { lazy_load_image( this ); }); |
この部分は、どれくらいの場所に画面が来たら画像を読み込み始めるかを決める距離で、「200」は 200pxのことです。
FTPで直接ファイルを更新するか、管理画面のプラグイン一覧画面から「Lazy Load」の「編集」をクリックし、「lazy-load/js/lazy-load.js」を選択してください。
WordPressの表示スピードを向上させる理由
WordPressの表示スピードを向上させる理由は、閲覧しに来てくれたユーザのストレスを軽減させるためと、Googleからの評価を向上させるためです。
閲覧しに来てくれたユーザのストレス軽減は分かりやすいと思いますが、Googleはユーザビリティが高いサイトを評価していまして、その評価の指標の一つとしてページの表示スピードも含まれています。
そのため、画面の表示スピードを向上させることはユーザのためもあり、Googleの検索エンジン対策にもなるのです。
具体的にどれくらいスピードが改善されたかを確認するには、Googleが提供している「PageSpeed Insights」を使うといいでしょう。
PageSpeed Insights
http://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
ちなみに、「Lazy Load」を使った場合の不具合として、スピードが遅くなる、画像が表示されずに欠ける、という場合もあるようです。
テーマや他のプラグインとの競合などによって影響を受けている可能性もあると思いますので、導入には十分なチェックをしてください。
また、画像ファイルを圧縮することで表示スピードを改善するためのプラグインとして「EWWW Image Optimizer」というものがあり、「EWWW Image Optimizer」については「EWWW Image Optimizerで画像の圧縮でWordPressを高速化」に記事を書いていますので、こちらも参考にしてください。
Lazy Loadをおススメする理由
「Lazy Load」とは、もともとは WordPresssのプラグインではなく、一般的な HTML制作にも利用する jQueryのプラグインとして開発されたものです。
それと同じ名前で WordPressにも同じ機能のプラグインが提供されているわけですが、制作者に関して関係があるかどうかは分かりません。
また、Lazy Loadの処理と同等の機能を提供するプラグインも多数提供されていますので、どれを利用してもいいと思います。
ですが、あえて「Lazy Load」をおススメする理由は、このプラグインが WordPress.comと TechCrunchと 10upのメンバーの混成チームによって作られたものである点です。
そのため、このプラグインは信頼感を持って使うことができるでしょう。
最後になりましたが、WordPressの高速化施策として「WordPressの高速化でSEO対策!広告費も削減!高速化の施策のまとめ」にまとめ記事を書いていますので、あわせて参考にしてみてください。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
WordPress・Contact Form7、MW WP Form共通 細かなデザイン調整方法
お問い合わせフォームプラグインの Contact Form7、MW WP Formにおけるラジオボタン、チェックボックスなどの見た目を調整する小技を紹介。
-
-
WordPressで WPtouchを入れたら「このウェブページにはリダイレクト ループが含まれています」と表示されてページが表示されなくなった
WPtouchを入れたら「このウェブページにはリダイレクト ループが含まれています」のエラーでページが表示されない。その解決法の解説です。
-
-
Advanced Custom Fieldsの全項目解説・公開側表示編集編
Advanced Custom Fieldsは現時点でカスタムフィールドを設定する最高のプラグイン。それで入力した情報を取り出す方法を全て網羅して解説しました。
-
-
WordPressのメールがスパム判定!?WP Mail SMTP、WP SMTP、Easy WP SMTPで対応
WordPressから送信したメールがスパム判定される!そんな悩みを解決するプラグインを紹介。3種類にプラグインを比較しオススメを紹介。なぜスパム判定されるかの解説も。
-
-
WP Customer ReviewsでWordPressにオリジナルの口コミサイトを構築
口コミサイトを構築するためのプラグイン。独自フォームによるレビュー、評価点を投稿でき、入力項目の追加もできます。
-
-
超簡単!Custom Field Templateでカスタムフィールドをフル活用
カスタムフィールドを簡単に設定するプラグイン。簡単にカスタムフィールドが管理で来て作業効率が数倍にアップします!
-
-
WordPressで口コミサイト構築ならMulti Ratingがおススメ
口コミの評価点を投稿する機能に特化。評価点を複数設定することができ、投稿後の評価点を編集することができる数少ないプラグイン。日本語にも対応。おススメ。
-
-
WordPressにBasic認証を設定するプラグインのまとめWP Basic Authなど
WordPressにBasic認証を設定する方法のまとめ。プラグインを使う方法と.htaccessで設定する方法を紹介。公開側、ログインページをそれぞれ設定できます。
-
-
WP Reviewを使ってWordPressのレビューサイトを構築
レビューサイトを構築するプラグインです。複数の評価者による評価点投稿やページごとに配色を変更する機能、機能満載なウィジェットなどレビューサイト構築に最適です。
-
-
Rich ReviewsでWordPressに口コミサイトを簡単に構築する方法
口コミサイトに必要なレビュー投稿機能を提供するプラグインです。独自のフォームをショートコードで編集する自由度が高い設計で、平均点の表示も用意されています。